金権腐敗政治を一掃し、まっとうな政治を皆さんと一緒に進めます!
2024年が明けました。昨年末、激震が走りました。本年を政治信頼回復の年にするため、どう活動していくのか。
近藤昭一議員に思いを語ってもらいました。
拝啓 新しい年が明けました。本年は政治資金問題に終止符を打ち、生活者のための政治実現にしっかりと頑張ります。驚くべき激震は、臨時国会閉会直前に起こりました。政治とカネの問題を未だに解決出来ていない自民党政治にはNOを突きつけなければなりません。
度々起こる政治とカネの問題を解決するために政治資金規正法 は改正されてきました。にも関わらず、今回の事件です。今回特に問題なのは、組織的に長年に渡って行われてきたということです。今後、司法の手で明らかにされていくのですが、我々は立法府の一員として、政治資金のあり方をきちんとただしていかなければなりません。透明性を担保し資金の出入りを明らかにしていくための法整備は、喫緊の課題です。
なお、この問題だけでなく、岸田政権は多くの課題を抱えていると思います。このことについては、会報の中で触れています。12月23日の朝、2800 回目の街頭活動を、事務所近くの植田西交差点で行いました。街頭では、「地盤」「看板」「カバン」という、変わらぬ政治の問題点を話しました。1993年1月、それまで勤めていた中日新聞社を退社し、政治の世界に飛び込みました。まずは、お金のかからなだい時方、法 で直接有権者に思いを伝え、声を聞きたいということから街頭活動を始めました。そして、30年間どんな時も継続してきました。今後も愚直に続けてまいります。
昨年末、私が仲間と主催する勉強会「リベラル政治懇話会」で、枝野幸男さんが―リベラル政治と枝野ビジョン2023―と題して語りましたが、私たちは、目指す社会として、一人ひとりを尊重し、安心して暮らせる生活を保障することが重要だと考えます。そうした支え合う社会の実現のために、社会基盤維持としての公共サービスの充実をしなければならないと訴えています。
真っ当な国家は、人々が生きていくための「公助」(公共サービス)がベースにあり、その安心感の上に、人々が助け合う「共助」があり、そして、自分の持てる力を発揮しながら生きられる「自助」があるのです。経済はその時に回り始めるのです。
「自助」があるのです。経済はその時に回り始めるのです。
多様性のある社会を実現し、一人ひとりが輝いて生きていくために、政治の役割をきちんと果たしていかなければなりません。本年も頑張ってまいります!
敬具
2024年1月1日
教育の自主独立を守れ!教科書の定価とは?
12月12日、党企業団体交流委員会として、森山浩行文科委員会理事と共に、出版労連の皆さんと「教科書価格適正化」等について意見交換しました。小中の教科書は、無償配布されており、多くの方はその定価をご存知ではないと思います。実は、60年以上前に決めた原価計算を基礎としており、極めて安い価格に、物価上昇分などを乗せています。一見、合理的ですが、紙の実勢価格や、科目によっては見直しが必要な人件費が見込まれていません。(理系等とは違って、社会科系には、加筆修正しなくてはならないものも多いようです。)そのため、低価格に耐えられる(他の出版物で利益を一定カバーできる)会社しか参入できません。また、そう努力しても、教科書検定を通過しなければ販売できないので、その基準に縛られ、特に歴史や公民の分野で時の政権の意向にそぐわない記述はできなくなり、教科書の多様性が失われるのです。
先の臨時国会で、成立させられた国立大学法人法の一部を改める法律案には大きな問題がありました。特に大きい国立大学法人について運営方針会議の設置するのですが、同会議の委員は、文部科学大臣の承認を得た上で学長が任命・解任するとしているのです。大学自治をないがしろにし、大学のあり方を根本から変える法案であり、国家主義的傾向が強まることに大きな懸念を持ちます。
折しも、前川喜平さん(現代教育行政研究会代表、元文部科学次官)と話をする機会がありましたが、本法案に懸念を表されるとともに、自民党政権は、小泉政権の構造改革で新自由主義を、安倍政権の教育再生で国家主義(全体主義)を強めたと指摘されました。国家が教育内容に介入し統制する仕組みを、時間をかけてつくっているとも指摘されました。
教科書出版も含め、真に自由で民主的な教育が行われる環境づくりが重要です。そのために皆が注目していかなければならないと思います。
気候変動危機対策 国会エネ調(準備会)
今夏は記録的な高温でした。世界で、洪水、干ばつ、熱波、森林火災などの自然災害が発生しました。気候変動によるものだと言えます。世界では、2年前の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で採択された「パリ協定」で掲げた「1.5度目標」に向けて様々な施策を講じ、再エネをはじめとした脱炭素エネルギーへシフトしています。
COP28はドバイ(UAE)で開催されましたが、12月12日、原発ゼロ・再エネ100の会では、第106回国会エネルギー調査会(準備会)を開催し、環境、経産、外務省から説明を聞き、有識者チームもまじえ、意見交換を行いました。COP28では「世界全体の再エネ設備容量を2030年までに3倍」とする誓約が発表されましたが、日本の目標は2倍にも達していません。他方、米国中心にまとめられた「世界の原発の設備容量を2050年までに3倍に増やすという宣言」に日本は賛同しています。破綻した核燃料サイクルや使用済み核燃料の処分をどうするか等、原発に関する課題は取り残されたまま、東電福島第1原発事故の反省と教訓はどこへ行ったのか、政府の姿勢を糾しました。
昨年の通常国会、政府提出のGX法案に、私たちは反対せざるを得ませんでした。産業グリーン化をうたいながら、対策を始める時期を先送りし、対策基金の運用を経済産業省に主導させる、依然とした経済成長優先主義だったからです。
気候変動危機は待ったなしです。真のグリーン化のための政策実現に頑張りま!
「台湾有事」を起こさせない
沖縄を戦場にするな
「台湾有事」を起こさせない・12月12日院内集会 ―北東アジアにおける平和の準備を―に出席しました。
岡本前岩波書店社長はじめ、加熱する「台湾有事」論に危機感をもった元沖縄タイムス社長や元琉球新報社長ら沖縄内外の有志13名の呼びかけで2022年10月に発足した「台湾有事」を起こさせない・沖縄対話プロジェクトが主催した集会です。先のアジア太平洋戦争で沖縄は最前線になり、県民の4人に1人に近い人が犠牲になりました。沖縄に配置された日本軍は、沖縄県民を守らず、本土防衛の捨て石にしました。政府の南西諸島へのミサイル基地配置は、沖縄県民にとって、緊張を煽る行為として映ります。二度と戦争を起こしてはならない。政府の姿勢への怒りを込め、平和外交を求める集会でした。
昭和・天白・緑区で国政報告 臨時国会の問題点
国政報告会を各区(昭和・天白・緑区)で開催し、多くの方にご参加いただきました。臨時国会を振り返り、以下の三点を中心に話しました。
1 問題の多い補正予算
立憲民主党は、その経済対策で、政府の対策は業界大手への補助金が中心で、家計は負担軽減を実感できていない、家計への直接支援に重点を置くべきと訴えています。物価高をはじめ、子育て、教育、年金、医療、介護など普通に暮らしていくことに大きな負担を負わなければならない現状に岸田政権は目を向けておらず、その表れが補正予算でした。予算規模約13兆円のうち物価高対策は2.7兆円、一方で公共事業等の予算は4.3兆円で、この中には明らかに「緊要性」を欠くものや本予算で組むべき内容のものが散見されました。財源調達のため8.9兆円もの赤字国債を追加発行するのですが、物価高対策は必要であるものの、それ以外の水ぶくれバラマキ財政出動を実施することは、さらなる物価高騰を助長し、国民生活を一層圧迫することになりかねません。立憲民主党は、組み替え動議(対案)を提出し、論点を明確にした上で、政府案には反対しました。
2 国立大学法人法の改悪
「第二の学術会議問題」と呼ばれています。国が設置を義務づける「運営方針会議」は3人以上の委員で構成され、文部科学相が承認し学長が任命します。大学の中期目標や計画、予算や決算の決定を行い、それに基づいた運営でない場合、学長に改善を要求でき、さらに学長選考に関して意見を述べることも可能で、大学自治と独立性を脅かす内容なのです。
3 旧統一教会財産保全法
解散命令を請求された宗教法人の財産の処分に関する特例法案は、自民、公明、国民民主の3党が共同で提出しました。不動産を処分する際、所轄庁への通知を義務づけ、通知がなければ処分を無効とするのですが、逆の見方をすれば、通知をすれば処分できるということです。裁判所が解散命令を出して教団が法人格を失えば、財産は清算されますが、その前に海外や関連団体に移されて散逸する懸念があるのです。3党と別に立憲民主党と日本維新の会は法案を共同提出しました。裁判所による保全措置を可能にするものでした。衆院の修正協議で、施行後3年をめどに「財産保全のあり方を含めて」検討を加えると付則で規定したこと等から、立憲民主党も賛成しましたが、引き続き包括的な保全措置を訴えていきます。
まず停戦を パレスチナ自治区ガザに平和を
2023年10月7日に始まったイスラエル・ハマス間の武力衝突は、12月26日現在、今も継続しています。人質は捕えられたまま、イスラエル軍のガザ南部への攻撃は激しさを増しています。ガザ市民の犠牲は増え続け、12月20日時点で女性と子どもが多数を占める2万人以上の死者が出ているとの報道です。
地元では、パレスチナ問題緊急学習会が開かれ、金城美幸さん(立命館大学生存学研究所客員研究員)が、パレスチナにおける構造的問題点、なぜ、今の状況が起きているのか、そこにある植民地主義と差別主義の影、十分に情報が報道されていない状況を厳しく指摘しました。また、12月9日、イーブル名古屋での市民集会では、ガザ地区出身で京都にお住まいの方から手紙を受け取り、話も聞かせていただきました。平和国家としての日本の役割に強く期待している内容でした。
この間、NGOの皆さんと共同で院内集会を呼びかけ、「ガザ危機に国際社会、日本はどう対応すべきか」というテーマで、外務省との緊急意見交換も持ちました。国会決議も試みました。イスラエル政府の出口戦略には、ガザ全住民をシナイ半島へ移送することがあると報道されました。あってはならないことです。世界中の声が、一時的であれ停戦を実現させました。私も日曜日ごとに名古屋でも行われている、全国一斉行動 パレスチナに平和を!日本政府は完全停戦に向けて動け!集会・デモに何回か参加しました。世界中で声を上げることが重要です。パレスチナに真の平和な日々が訪れるよう力を尽くします。
近藤議員の国会内外での主な活動報告(11月~12月)
11月16日、緑区学童保育の関係者の皆さんと意見交換。社会全体で子どもたちを守り育てていくための環境作りに向けて。
11月、消防団連合観閲式。緑、昭和、天白それぞれに参加。地域のために頑張っていただいている消防団のみなさんに感謝。
12月3日、夜間中学校に関するシンポジウム。
夜間学校の重要性について改めて考える。写真は「はじめの一歩教室」(北区)の視察。
12月5日、衆議院環境委員会で質問。2006年の規制以前に建てられた建築物に使われているアスベストの点検と公表について。
12月6日、党建設技能者の育成を支援する議員連盟総会。建設労働者の雇用改善、担い手確保・育成に向けた諸施策を実現するため意見交換。
12月6日、日弁連主催の「院内意見交換会~骨太の方針をふまえ、今こそ谷間世代の解消を。
不公平な扱いを解消すべく一律給付を!
12月は地元各地で恒例の餅つき大会が行われる。新型コロナが5類になり4年ぶりの開催となり、盛り上がる。
12月8日、「学費の公私間格差・自治体間格差是正について考える院内集会」。全ての子ども達に安心して学べる機会を提供できるように!
12月9日、イスラエルに停戦を求める市民集会。ガザ地区出身で京都にお住いの方から手紙を受け取る。
12月10日、地元不動山大学院で行われた秘宝火生三昧(火渡り)。暖かい土から優しい自然の力を感じる。
12月14日、立憲民主党は「自民党派閥裏金調査チーム」設立を決定し、ヒアリングを開始した。皆さんに信頼していただける政治を取り戻す!
12月14日、水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会で新潟水俣病現地視察。原告団の皆さんに現地を案内いただき、話を聞かせていただく。
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