「岸田政権の暴走を止め、生きることを支え続ける政治実現のため頑張ります!
衆議院議員 近 藤 昭 一
中日新聞社を経て、1996 年衆議院議員初当選後、9 期連続当選。環境副大臣、立憲民主党副代表等を歴任。現在、党ネクスト環境大臣、立憲フォーラム代表、原発ゼロ・再エネ 100の会共同代表、交運労協政策推進議員懇談会会長等。
4月9日に行われた統一自治体選挙、23 日に行われた衆参補欠選挙は大変に厳しい結果でした。
通常国会の後半に向けて、近藤昭一議員の意気込みを語ってもらいました。
拝啓 いつも会報を読んでいただきありがとうございます。
地元の統一自治体議員選挙、全国で行われた衆参補欠選挙ともに厳しい結果でした。
特に、天白区で県会の現職を失い、緑区で市会の新人を当選させられなかったことは本当に申し訳なく残念です。
二人とも大切な人材で、今後とも大切にしていきたいと思います。
また、補欠選挙では、矢崎堅太郎さん(千葉五区)、有田芳生さん(山口四区)、吉田忠智さん(参院大分選挙 区)の各公認候補、無所属ですが昔からの仲間の平岡秀 夫さん(山口二区)と、それぞれ素晴らしい闘いでしたが、及びませんでした。
マスコミの出口調査を見ると、それぞれが無党派層の支持で相手候補を上回っていたのですが、残念ながら、私たちの党が十分に魅力を打ち出せませんでした。
反省の多い選挙でした。
しかし、そんな中、少し明るいニュースもありました。
私も国会では「議会の半数に女性を!」の集会に毎回参加していますが、地元の愛知県日進市では、議席の半数がど2023年5月8日数が女性となったのです。
これには、東海地方で活動する「女性を議会に!ネットワーク」の活動の積み重ねがあり、日進市では、現職3人、元職新人それぞれ一人ずつ合わせて5名が立候補し、全員当選を果たされたのです。
男性ばかりが支配する議会では解決できないことがたくさんあります。
官民ともに、女性が生きにくさや働きにくさを持つ日本社会の課題は大きいと思っています。何事にも「多様性」が大切です。 今の日本は、「親ガチャ」などという言葉が出現し、親が安心して子どもを産み育てることや、子どもたちが安心して夢をもつことさえできない「格差社会」になっています。この状況を変えなければなりません。
多くの皆さんの声を受け止め、しっかりと行動してまいります。
国会は後半に入っていきます。
この間の選挙結果を見て、解散総選挙は早いのではないかという憶測が流れる中ですが、しっかりと国会での議論進めてまいります。
特に、入管法、GX束ね法案の問題点は、この会報の2, 3ページでも触れさせていただいています。
国会では圧倒的に与党側の勢力が強い中ですが、国民の皆さんとも連携して、問題解決に向けて頑張ってまいります!
敬具
2023年5月8日
原発回帰「GX束ね法案」の問題点は?
脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確率を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案(GX脱炭素電源法案。電気事業法、原子炉等規制法等関連5法案を一括して法改正するため「束ね法案」とも呼ばれる)が今国会で審議されています。
4月19日、その関係で、経産委員会、環境委員会、原子力問題調査特別委員会による連合審査会の質問に立ちました。
同束ね法案には、原子力規制委員会が所管する原子炉等規制法(炉規法)で定めている原子力発電所の運転期間について、所管を推進側の経済産業省が所管する電気事業法に移し、さらに運転停止期間は運転期間に含めないようにすることで60年を超えても原発が運転できるように緩和する内容が含まれています。
事故対策の費用も含め、発電コストが決して安くはなく、使用済み核燃料の処理方法さえ確定していない原子力発電に何故回帰するのか。
そして、なぜコストが良くなってきている再生可能エネルギーにもっと力をいれないのか。
東電福島第一原発事故の反省から、規制と推進を分離して設置された原子力規制委員会設置法の趣旨に反する原発推進法案であり、昨年から一貫してこの動きには反対してきましたが、この日は、以下の観点から質問し、問題点を確認しました。
①まず、運転停止期間であっても原子炉は劣化すること、また、運転開始から38年たっている高浜原発4号機で今年1月に発生したトラブルは、経年化による劣化を見逃したことが原因であり、同様なトラブルが他にも2例あること。
②福島第一原発事故の際、東京消防庁等が行った放水作業や冷却作業は、消防の本来任務としては想定されておらず、事業者が行うべきものであるとする法律上規定は変更されておらず課題を抱えているということ。
③事故発生時の避難計画に関連して、茨城県の東海第二原子力発電所の避難対象者は94万人にのぼり、自家用車で避難する人を除き、バスで避難するとしたら、大型バス3000台が必要となると想定されていること。
そして実行が極めて困難なため、関連自治体が避難計画を作成できない現実を指摘しました。
また、これまでの規制庁とエネ庁とのやりとりについて、公開された資料の中で黒塗りになっている部分の情報開示を理事会で再度協議することを求めました。
この法案が問題なのは、産業のグリーン化は、気候変動危機対策、日本経済の成長に必須なのですが、法案の内容がともなっていないということです。
というのは、カーボンプライシングを2030年代まで先送りをし、G7の中で唯一日本は、石炭火力廃止を明言していません。
さらにグリーン化のための財源を「国債」(GX移行債)つまり、国民の借金に依拠すること、そして、その中身が、原子力発電の延命や、国際的に将来性が極めて難しいと言われる分野への投資が目立つことです。
気候変動危機対策は待ったなしであり、経済成長のためにも、その投資は、もっと確実性、現実性のある分野にこそ向けるべきだと確信します。
あるべき入管行政へ 入管法改悪反対
4月28日、衆議院法務委員会で、「入管法等改正案」が強引に採決され通過しました。
同改正案は、国連人権理事会に任命された複数の特別報告者が、「国際基準」を満たしておらず、見直すべきと日本政府に共同書簡を送っており、名古屋入管で起きたウィシュマさん死亡事件への反省もない内容でした。
私たちは、第三者機関を設けて客観性や透明性を高めなければならないと主張してきました。
参院では、改めて対案を提出し、あるべき入管行政のために頑張ります。
なお、先だつ26日には「入管法改悪に反対する」署名を政府に提出する集会に出席し発言しました。
国際シンポジウム 営農ソーラーシェアリング
なぜ、日本でもっと進められないのか。ドイツや、韓国で先駆的な取り組みが行われています。
エネルギー問題としてだけではなく、食料自給の面でも、営農ソーラーシェアリングは、資源のない日本では極めて有望な施策です。
日本の農業は、民主党政権時代に、農家の個別補償が実施されましたが、自民党政権になって廃止となったこともあり、経営が厳しい状況で後継者不足にも悩んでいます。
これは、世界的な傾向でもありますが、仏など欧州各国では、農家に手厚い保障を行うことで、食料自給(カロリーベースで仏は131%、日本は38%)を守っています。
さらに、近年では、国をあげて、営農ソーラーシェアリングを支援しており、シェアリング以降の生産率の調整(独は60%以上、日本は80%以上)、太陽光パネルの開発(両面、太陽光透過、垂直式、太陽光追従式など)や、太陽光パネルの支柱の強化法、パネル下で使用しやすいトラクターの開発を行っています。ぜひ、以下の「ソーラーシェアリング推進連盟」のホームページを覗いてみてください。https://www.isep.or.jp/event/14268
今回は、先進的取り組みを行っている独、仏、韓各国の専門家を招き、日本の専門家、官僚、政治家との意見交換を行いました。
ぜひ、多くの方に関心を持っていただき、固い規制の壁をやぶっていきたいです。
再エネ木質バイオマス虚偽表示を質問
しかし、ベトナムのペレット販売最大手のAVP社が、木質ペレット認証の「虚偽表示」を行っていたことが判明。
同社の木質ペレットを、日本の大手総合商社が輸入していたことに関して、経産省・資源エネルギー庁がどう対応しているのかを、昨年12月22日の環境委員会閉会中審査において糾しました。
ところが、きちんと調査していると答弁したにも関わらず、実際はそうではないのではないかということが『東洋経済』の取材で指摘されました。
そこで、3月10日の環境委員会で再度、この件について質問をしました。
資源エネルギー庁は、対象業者に対しては法に基づいた書面での「報告聴取」を行い必要な措置をとること、また対象でない業者に対しても任意のヒアリングを行っていると答弁しました。
気候変動対策として、大切な国民の税金が投入されています。
引き続きしっかりとチェックしてまいります。
※写真は『東洋経済』2月18日号 特集「どうなる気候変動 どうする脱炭素」で私の質問が取り上げられています。
著作権の関係で一部のみ写真に撮っています。
憲法審査会で国民投票法について発言
2021年、国民投票法が改正された際、施行後3年を目途に有料広告規制、資金規正、ネット規制などの検討と必要な法制上の措置を講ずるという付則第4条が加えられました。
附則は付帯決議とは異なり、法的拘束力があり、これらの措置を講じることは法的義務です。
同法制定から10年以上がたち、グローバル化、ネット化などの大きな変化があり、外国勢力の干渉の恐れもあります。
現行法では、有料テレビ広告の規制は不十分で、ネット広告の規制は全くありません。
投票環境が整備され、公平及び公正な投票が確保されることは、憲法上の要請であり、憲法96条及び附則4条の趣旨に則り、現行法の重大な欠陥の是正に真摯に取り組まなくてはならないのです。
坂本龍一さんを偲び、社会的活動を思う
坂本さんのような立場にある方が意見を言うのが難しい日本社会の中で、自らの信念を貫かれていました。
坂本さんの最近の活動は神宮外苑の問題に関連してでしたが、2011年7月、環境副大臣を務めていた際に、動物愛護管理法改正で3万人の署名を受け取らせていただきました。
また、2015年8月、安保法制に反対する国会前の集会でもご一緒させていただきました。
東西冷戦の終結に音楽が大きな影響を与えましたが、坂本さんの活動は社会に大きな影響を与えていました。
ご逝去に改めて心から哀悼の意を表します。
近藤議員の国会内外での主な活動報告(3月~4月)
3か所で行い、29,592円の義援金を預からせていただきました。
楽しいひと時を過ごしました。
新型コロナ対策のためここ数年は分散スタート方式。
空き家問題等、様々な課題克服に向けてヒアリング。
クオータ制を推進する会(Qの会)主催の院内集会に出席。
議会の半分に女性を!
地元で行われた東日本大震災犠牲者追悼式典に参列。
全ての人の移動する権利を守る交通政策実現へ。
党員・協力党員(党サポーターズ)・こんちゃんサポーター募集中!
■党員 (立憲民主党党員)
:18歳以上、日本国籍要、代表選投票権あり、党費年間4000円(広報紙代含)
:18歳以上、日本国籍要、代表選投票権あり、協力党員費年間2000円
:近藤昭一議員を応援してくださる方、会費年間3,000円
(会報やイベントの案内等をお届けします。)
※詳細は近藤事務所まで。
こんちゃんのサマーパーティー!!
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
詳しいお問合せ、申し込みは近藤昭一事務所まで!
・とき 6月 4日 (日)12:00~
・ところ 柳橋ビアガーデン
中村区名駅4-15-2 マルナカ食品センター屋上
・会費 大人4,200円 中、高校生1,000円、小学生500円 小学生未満無料